HAL4550

音の輝き




ブログは自分を見詰め直すのに有用である、JBL4550が新しくなってクラシックは以前にも増して良くなったがジャズはいまひとつと書いた、なかなか出口が見つからず悶々とした日々を暮らしていた。


古い日記を読み返すように自分のブログを読み返して気が付いた。このところレコードはEMT927とVDHカートリッヂの組合せで聴いているがブログを読み返すとVDHの針圧は1.5g前後と書いてある、針圧計で調べてみると3.2gになっていた。経緯は定かでないが変っている、1.5gに戻すと輝きのある音がふっと戻ってきた。輝きのあるジャズは独特の音色である、サックスやギター、ピアノの消える刹那に輝く余韻のあの音の響きである、クラシックでは聴けない輝きであるから分からない人には判らないだろう。
c0064260_12153461.jpg

もう少しと思って色々変えてみたがVDHサファイヤ・カンチレバーは針圧に対して微妙な反応をする。1.8gにするとすっと音が中央に集まり、セパレーションもキッチリ出てくる。2gにするとセパレーションは強くなるが中央の像がぼやけてしまう、そして輝きは消える。逆に1.5gに戻すと音は輝き最も綺麗だがセパレーションが曖昧に聴こえる。極端な表現をするとこのような傾向であった。
c0064260_12160398.jpg
さて、1.8gでもう少し聴き込んで見るとサックスは適度の重さでギターがとても美しい、シンバルは少し沈んでいる。1.5gにするとシンバルは明るくなるがサツクスのフォーカスがぼける。2gになると音が全体的に沈むが力強い音になる。今のわたしは1.8gの音の輝きが丁度良い。軽くも無く暗くも無く、明るすぎず丁度と云う物差は得てして変るが、いまは丁度良い音の輝きである。

さて、これでクラシックがどのように変ったか、今は聴きたくない、もう少しのあいだ、この音の輝きを楽しみたいから。




自分でブログを読み返してみるとセパレーションが強くなる、弱くなる、センター像が薄くなる、厚くなる、この表現は分かり難いと思うので注釈をつけることにした。セパレーションは左右の分離と奥行きの分離を指し、センター像の薄い厚いは音の集まりを指す。音には右成分と左成分と中央成分がある。当然右成分にも左成分が含まれ、その逆もある訳だが、右の音は右から出て欲しいし左も同じである、同じように中央から出る音も中央に定位して欲しい訳である。同じレコードが違う音で聴こえると気になるものである、それはカートリッヂ性能や針圧により分解能が変化すると云う話である。聴く音楽によりこれが気になるものと気にならないものがあるが、取り分けわたしはジャズの場合、これが気になって仕方ないのである。クラシックはあまり気にならないのは聴いている部分が違うのだろう。音の輝きはその副産物だと思っている。




ザ・LA・フォア国内盤(ICJ-80110)ながら東芝EMI良いプレスです、そして素晴らしい演奏です。
c0064260_12154588.jpg




春を迎えるために家中の絵を交換した。ゲルニカも額装が完成したのでオーディオルームの中央に飾ってみた。ゲルニカとの対峙、果たして演奏が楽しめるかが心配。
c0064260_12155520.jpg

by hal4550 | 2014-02-24 12:23 | JAZZ