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HAL4550

奇妙な




春の草花が終わり、庭の主役は初夏の代表格やま紫陽花に移り変わった。

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日陰の湿ったところには真っ赤な実をつけている蛇イチゴが目に付く、そして、奇妙な植物がある。

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蛇柄が二本、一本は頭頂が開いている。吉野の山に自生しているものを沢山見ることがある、この奇妙な植物は、お盆のころ堀上げ茹でて杵でつき、丸めて灰汁で煮ると蒟蒻の出来上がりである。子供のころ祖母がお盆の精進料理として先祖に供えるのを手伝った記憶がある。蒟蒻芋の皮を剥くのに包丁を使うと苦くて食べれなくなるので竹箆を使い、茹でるのは鉄釜ではなくアルミ釜を使うのは祖母の口癖であった。

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この蒟蒻はニガニガ葉っぱと一緒に植えたもので既に十年は経過している。数年前、二本に分結したようで八月ぐらいまでは元気だが、毒々しい花が咲いたあと自然に枯れてしまう、根塊はある程度の大きさになっているだろうが食べるつもりはない。


畑のジュンベリーとブラックベリーが色付いて小鳥たちが大騒ぎである、レモンと柚子とみかんの白い花と強い匂いが畑一面に漂う。

庭のゆすらうめの実も色が付き始め、数日間で収穫できるだろう、きのう白い小さなオビタキが偵察に来た、ゆすらうめの実は彼等には譲れない、おいしいのだ。もうすぐブルーベリーも収穫時期を迎える、忙しい嬉しい季節だ。

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by hal4550 | 2013-05-26 13:00 | その他