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HAL4550

Mark Levinson LP

Mark Levinsonのレコードが3枚、カリフォルニアからファクトリーシールのまま届いた。
レビンソンが演奏しているLPがあると知り一回聴いてみたいと思ってネットで探し回った。
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最初はミズリーのJAZZ通販ショップで見つけて注文したがのちに売約済みと丁重なお断りメールが届き破談になった。そして今回は3枚も見つかった、と云ってもレビンソンが演奏しているのはこの一枚きりで、他はMark Levinson Audio systemsから発売されたレコードと謂うだけのものだ。

録音は素晴らしい、トリオの楽器がピッチリ定位し、ドラムの熱い音で飛んで来る。レビンソンのベースは上手とは言い難いがトリオとして旨くまとまっている。このレコードも45RPMで一枚に二曲しか入っていない。
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ジャケットはベーシストのイラストだからレビンソン本人だろう。そして、レビンソンに兄弟が居たかは知らないがピアニストもLevinson、それ程上手ではない。

JAZZ AT LONG WHARF

Doung Levinson,Piano
Mark Levinson,Bass
Bill Elgart,Drums

Longwharf Theatre,NewHaven Conn USA ニューヨークからボストンへ向かう途中のニューへブンと云う街はアムトラックで停車したことがある。1977年9月の録音、1977年11月04日パリでレコード化した。プレスは1978年CIDIS France、グラムフォンとフィリプスのプレス工場である。

マークレビンソンのレコードはエルビン・ジョンズとの二枚が日本ビクターから発売されていた。その内の一枚を買ったが、
いまは手元に無い。
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マークレビンソンのレコードという期待が大きかったが、ベーシストとしてもレコーディング・エンジニアとしてもアンプLNP2ほどの才能は無かったのだろうと思う。しかし、アンプを開発する原点であった事は確かであり、ファンなら一度は聴いてみたいレビンソンの演奏と録音の一枚である。
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二枚目はラベルのピアノ曲、これは33RPMのレコードでやはりフランス盤である。クレジットにはロバート・ルートビッヒが録音したものでMarkLevinsonAudioはマイクのキャリブレーション装置とハイスピードのテープトラックを提供、ノイズリダクションは使用していないと書いてある。エルビンジョンズの日本ビクター盤も同じような事が書いてあったような記憶があるが定かではない。
Valses nobles et sentimentales RAVEL Lois Shapiro,Piano 邦題:優雅で感傷的なワルツ
Sonata No49 in Eb major HAYDN 1976年プレス 
世の中には素晴らしいレコードが沢山あるので、このレコードが格別とは思わないが、このルイス・シャピーロのピアノは心地良く聴こえるので素晴らしい。
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三枚目はEliot Fiskのギターでバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ 長調とスカラッティのお馴染みのソナタである。フランス盤で45RPM 1978年プレス。
このレコードにはマークレビンソンがどのように関与したかはクレジットが無いので分らないが彼のギターの表現力は素晴らしくHaselbacher Classical Guitar, labeled Augustineを使用している。
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三枚の中で一番の買得はラベルのピアノ曲だった。レビンソンが演奏するJazz at LongWharfはその後何回か見かけたが、ここにも一枚残っている



再生装置はカートリッヂ:SPU-A アームはRigid Flote トランスはCotter Mk2 Type L イコライザはML-6L プリはMimesis22H インターコネクトはJPS-SuperConductre2 パワーはTelos2500 スピーカはDD66000エベレスト。
by hal4550 | 2012-11-30 06:00 | レコード