人気ブログランキング | 話題のタグを見る

HAL4550

PCオーディオ(13)

RME Firefaceの音途切れ(再考)

Fireface UFX/UCの録音時のモニターが稀に(1時間に1回ぐらい)音途切れする。初期の再生時のノイズや音途切れに比べると皆無と言って良いほどだが、この厄介な問題に相当時間を費やした。XPsp3でもWin7でも発生するがWin7の方が幾分かはマシで、メモリーを追加してチューニングすれば稀の頻度にはなるが、皆無にするために以下の方法を行った。

その前に32ビットOSではアドレス空間の制限でメモリーの認識は3GBまでで、物理メモリを4GB挿しても使えるメモリーは3GBしかないためメモリ節約チューニングとパフォーマンス・チューニングは必要である。64ビットOSにすればこの問題は解消されるのだが。

1.仮想メモリーは使用しない。-->システムのプロパティ-->詳細設定-->仮想メモリーでゼロに設定。
2.システムキャッシュメモリーを変更。-->レジストリーの変更-->メモリーマネージメント-->IoPageLockLimit(4000000)
3.カーネル部分を非ページに常駐化する。-->レジストリーの変更-->DisablePagingExecutiveを(0-->1)。
PCオーディオ(13)_c0064260_20523624.jpg

OSをWinXPsp3からWin7ultimateに変更して上のチューニングをすると、CPUの使用率がXP(25%-60%)がなんとWin7(3%-8%)に激減した。プロセッサ(T7250)とメモリー(3GB)のノートPCである。
1.2.3.のチューニングをしないWin7のCPU使用率はXPと変わらなかった。チューニングしてもXPではこれほどの激減は無かった。また、パフォーマンスモニターを見ているとDISK I/Oは512KB以内であるが、稀に512KBを越える事がある。このためにキャッシュメモリーは4MBに設定する事は意味がありそうである。設定後にCPU使用率は激減することが分かった。また、空メモリはプロセスが進むにつれ減り続け、キャッシュ済が増えていくがプロジェクトを終了するとリセットされるところが良く出来ている。

これにより音途切れは完全に無くなった。(少なくとも2日間録音モニター及び再生で一回も発生していない)
PCオーディオ(13)_c0064260_2054777.jpg

それからRME Fireface UFXであるが電源コードとデジタルイン(AES)とデジタルアウト(AES)の3本をPAD Dominusの豪華版にした。最後の切り札として考えていた64ビットOS化もFirewire400もパフォーマンスモニターを見ている限りは不要に思う。これで、やることは本当に無くなってしまった。
by hal4550 | 2011-02-10 23:12 | PCオーディオ