HAL4550

音の輝き




ブログは自分を見詰め直すのに有用である、JBL4550が新しくなってクラシックは以前にも増して良くなったがジャズはいまひとつと書いた、なかなか出口が見つからず悶々とした日々を暮らしていた。


古い日記を読み返すように自分のブログを読み返して気が付いた。このところレコードはEMT927とVDHカートリッヂの組合せで聴いているがブログを読み返すとVDHの針圧は1.5g前後と書いてある、針圧計で調べてみると3.2gになっていた。経緯は定かでないが変っている、1.5gに戻すと輝きのある音がふっと戻ってきた。輝きのあるジャズは独特の音色である、サックスやギター、ピアノの消える刹那に輝く余韻のあの音の響きである、クラシックでは聴けない輝きであるから分からない人には判らないだろう。
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もう少しと思って色々変えてみたがVDHサファイヤ・カンチレバーは針圧に対して微妙な反応をする。1.8gにするとすっと音が中央に集まり、セパレーションもキッチリ出てくる。2gにするとセパレーションは強くなるが中央の像がぼやけてしまう、そして輝きは消える。逆に1.5gに戻すと音は輝き最も綺麗だがセパレーションが曖昧に聴こえる。極端な表現をするとこのような傾向であった。
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さて、1.8gでもう少し聴き込んで見るとサックスは適度の重さでギターがとても美しい、シンバルは少し沈んでいる。1.5gにするとシンバルは明るくなるがサツクスのフォーカスがぼける。2gになると音が全体的に沈むが力強い音になる。今のわたしは1.8gの音の輝きが丁度良い。軽くも無く暗くも無く、明るすぎず丁度と云う物差は得てして変るが、いまは丁度良い音の輝きである。

さて、これでクラシックがどのように変ったか、今は聴きたくない、もう少しのあいだ、この音の輝きを楽しみたいから。




自分でブログを読み返してみるとセパレーションが強くなる、弱くなる、センター像が薄くなる、厚くなる、この表現は分かり難いと思うので注釈をつけることにした。セパレーションは左右の分離と奥行きの分離を指し、センター像の薄い厚いは音の集まりを指す。音には右成分と左成分と中央成分がある。当然右成分にも左成分が含まれ、その逆もある訳だが、右の音は右から出て欲しいし左も同じである、同じように中央から出る音も中央に定位して欲しい訳である。同じレコードが違う音で聴こえると気になるものである、それはカートリッヂ性能や針圧により分解能が変化すると云う話である。聴く音楽によりこれが気になるものと気にならないものがあるが、取り分けわたしはジャズの場合、これが気になって仕方ないのである。クラシックはあまり気にならないのは聴いている部分が違うのだろう。音の輝きはその副産物だと思っている。




ザ・LA・フォア国内盤(ICJ-80110)ながら東芝EMI良いプレスです、そして素晴らしい演奏です。
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春を迎えるために家中の絵を交換した。ゲルニカも額装が完成したのでオーディオルームの中央に飾ってみた。ゲルニカとの対峙、果たして演奏が楽しめるかが心配。
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# by hal4550 | 2014-02-24 12:23 | JAZZ

GOLD MUND




GOLDMUNDと云えばスイスのゴールドムンド社のことだが直訳では黄金の口になるらしい。黄金の口はパラゴンが相応しいと予兼ね思っていた。わたしは、そのゴールドムンドにずっと憧れを抱いていた。



JBL4550のマイグレーション途中でパラゴンのドライバと同じホーンが思いがけず音がすっきりして良かったので、確信犯的に黄金の口を模倣してみようと思っていた、唯の遊びだが想像以上に見た目は良くなった。

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この黄金の口、375ダブル・ドライバーになっているから只者ではない。2kから8KHzの中高域を受け持つ。中低域は500-2KHzを2440のダブル・ドライバーに2350ホーンが担当、そして低域は40から500Hzを2205Cダブル・ウーファ構成になった。8KHz以上の高域をカバーするアカペラ・イオンツイータだけはお相手のいないシングルであるのが心残り。
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文字通り、トリプル・ダブルになってしまった。アンプはマッキンのMC3500真空管で350Wの出力があり合計6台をマルチチャネル駆動している。ノイマンW444STAを5セット使用したチャネルデバイダー、プリはLNP-2L/ML6L/SA3000改/SA5000/EMT927真空管イコライザ、近くこれ等をサミングアンプでミキシングする予定である。


4550プロジェクトはこれを以って終了とするが、これからが本当の始まりだろう。トリプル・ダブルにしてJBLではクラシックは無理と思った時期も一瞬あったが、七転八倒の甲斐有って、以前にも益してクラシックの方が良く鳴るように思えるのはユング的解釈か。
トリプル・ダブル計画を神戸Just in Timeのマスターに話したとき、最終的にはシングルと同じになったりしてと予言めいたことを云われた。事実その通りだったかも知れない、そこで色んなことを学んだ、バッフル板が高調波成分に与える影響は私にとって貴重な発見であった。
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また、2329ダブルスロートを2インチ丸型アダプターに接続するために2328を逆さに使うアイデアはナゾ男会長から拝借した、試聴してみるとシンバルの帯域が引込む感じがするので、将来的にはリベロさんのアダプターを使うか2328に2インチのアタッチメントを内蔵して接合部分での乱流をなくそうと思う、いずれ計測して対策を立てたい。



四時間じっくり聴き込んだ感想であるが、中低域が充実して全体に澄み切った音になった。今まで随分濁った音を聴いていた事が分かる。弦楽器も管楽器も容赦の無い音だが決してきつい刺激的な音ではない、ウィーンフィルの柔らかいだけでなく容赦の無い演奏と云った表現が当て嵌まる、そのようなシベリウスのタピオラが演奏されている。チャンデバのレベルは以前より変った。上段からマスターVR、LOW、MID、HIGH、ION-TWの順である。ドライバ二本にホーンを取付け30Kg超を肩より上に、腕の力だけで持ち上げることが出来るのも日頃のトレーニングの成果であると思っている。疲れたが二週間ガンバッた、オーディオは体力勝負。
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# by hal4550 | 2014-02-16 21:24 | MC3500

JBL4550とDD66000




夫婦は長年一緒に居ると顔までが似て来ると云う。喫茶店の窓越しに何気なく見ていても中年の二人連れ、この人とこのひとは夫婦だなと分かるのは不思議だ。


今日は二月十一日建国記念日だ、三十六年前に次男が誕生した。しかし、その時わたしは大変だった。この日に合わせてサンスイからJBL4550と云うカタログでしか見たことのない巨大エンクロージャを運び込む予定日だった。サンスイからトラック仕立てで四人がかり搬入された、が、それを隣のオバハンに見られ昼頃には女房殿の知るところに相成った。何も知らないわたしは、産院で開口一番、大きな仏壇を買ったんだってね、と云う女房の意味を理解するのに暫らく時間がかかったことを、いまでは笑い話にできるほど月日は経った。


それから三十年後、六年前にDD66000が拙宅に運び込まれた。この二つは喧嘩する事もなく、ソフトに牽制しながら似たもの通しになった。この二週間でJBL4550を新たなものに改造したが本質は変らなかった、二週間ぶりにDD66000を聴いて、ますます似て来たと云うのが本当のところだ。結局、JBL掌をぐるぐる舞々させられているだけなのだ。


とは云っても4550の方は2395(大鷲)スランプレートのデュフィーザが無くなり、537-509(黄金の翼)の金色の羽根が無くなった。余分なものが無くなり音楽がストレートに飛んでくる、その点はDD66000と同じになった。同じような音を二組も必要なのかと問われるとわたしには二つの意味がある。ひとつは長年の歴史、ライフワークの証だろう。もうひとつは真空管は夏場使うには厳しく、十一月から四月の冬季はMC3500+4550で五月から十月の夏季はGoldmund+DD66000がメインになる。勿論、お互いが補完して両方聴くこともあるが主役は決まっている。

それ以上に4550と66000は次男の喜びと悲しみを切離すことができない深い楔である。毎年二月十一日が来る度に産院で女房に問い詰められて目を白黒させたことを思い出しながら珈琲片手にふたりで音楽を聴いている。


バッフル板はサイズを変えて何枚も作り直したが、ここまでやるとやり過ぎである。クラシックには良いがジャズは段々欧羅巴化してくる。やはりジャズは熱気でしょう、そのためにはバッフル板は無い方が良い。でも弦の漂う音楽を聴くためにはバッフル板は必要不可欠だ、一体どっちなのと云われそうである。W-W、W-D、W-Dのトリプルダブル、ここまでやったらパラゴンのホーンと同様にゴールドムンド(黄金の口)にしてやろうと思っている、さてどうなるかお楽しみに。
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# by hal4550 | 2014-02-11 10:56 | MC3500

Garnier Thiebaut




パリに行ったら寄ってみたいと思いながら行けてない店のひとつ、ガルニエ・ティエボーである。



テーブルクロスであるが、Rendez-vous a Parisと云う番組で見たことがある。婦人雑誌にも度々紹介されているのでご存知の人も多いと思うのだが、ネットで探すと楽天市場に出ている。パリで買いたいと思い楽天クリックすることを止めたのであった。



ところが先日、ガルニエTBを女房が「銀座和光」の地下で見つけたのである。待ち合わせしていたので一緒に見に行くと、紛れもなくガルニェ・ティエボーのテーブルクロスである。種類も色柄も揃っている。


このテーブルクロス、何が良いかと云えば、ジャガード織で撥水処理をされている、飲み物をこぼしてもはじくのである。高価なものではないが色と柄と機能性が気に入り欲しいと思っていた。


一枚のテーブルクロスで部屋が食卓が華やぐから素敵だ。値段であるが楽天では4万円ぐらいで、和光は一割ほど高いが手に取って選ぶことができる。嬉しくなりブログに書いてみた。
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このテーブルクロスの典拠はここです

そのほかの小物通販
http://www.french-brand.com/table-linen/garnier-thiebaut/?Modele=Ani



# by hal4550 | 2014-02-09 06:00 | 料理

やはりバッフル板は必要だ




2395のホーン部にバッフル板を付けた。塗装前に仮付けで聴いてみたが、結果は思った以上に良かった。


ウィーン・フィルの弦の艶が戻ってきた、そして美しいフルート、ピッコロ、木管、金管ともに良い。20x80cmのバッフル板の効果は凄い、音色の艶だけでなく、コントラバス、チェロの音圧も格段に増して美しいハーモニーを奏でてくれる。

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ジャズは勿論凄く変化したが、ジャズはクラシックに比べてMID-LOWとMID-HIのバランスを+5db上げてやると良いようである。

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試聴に使ったレコードは次の三枚である。

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最後にバッフル板の無いスピーカ、ノーチラス、GIYA、アバンギャルド、など素晴らしい音楽を聞かせるスピーカ達がある。非常に興味は有りリアルなサウンドに心が強く惹かれるがバッフル面(正面面積)の効果はやはり、今の拙宅では必要不可欠なものとして存在し続けることになった。特にクラシックでは弦の艶や低音域の再生には欠かせない。結局、元のシステムからは完全に離れる事は出来なかったがクラシックもジャズもかなり良くなっているように思う。さて、いよいよ375の番だ。


# by hal4550 | 2014-02-06 14:46 | MC3500

名演を求めて大鷲




直接音を聴くか、反射音をブレンドするかは、少なくとも537-509(黄金の翼)についてはバッフル板がカギを握っているようだ。バッフル板は必要不可欠なものと考えていたのだが、全体に及ぼしている影響を看誤できなくなった。


改めて考えてみると500-2Khzについては斜め向き大型スランプレートの背部は閉じられている2395を使用していたので反射音は全て前に放出しれていた。そして2K-8Khzについては折り返しプレート構造で前と後ろへ拡散して音の柔らかさを出し、バッフル板で反射音として前面に送り出していた訳だが、バッフル板がなくなると全く違う音になり、且つ全体へ影響を及ぼしていたことは先に書いた通りである。

そしたら2K-8Khzに大鷲2395を試してみたらと唆かしたのは実は女房だった。ジャズ喫茶でパラゴンを聴いていたら、やはりあのホーンを使うべきかと思った。パラゴンのホーンと2395は同じホーンである、黄金の翼のホーン部分は四角い形状でエクスポネンシャルとは云えず、むしろアルミ・デフィューザが主役である。パラゴンのホーン部はエクスポネンシャルである。これを先ずホーン部分だけ使ってみよう、そして次はバッフル板を取り付けて、最後はスランプレートを付けて2K-8Khzで使って見ようと思った。375の2K-8Khzダブルドライバーはその後でも良いかと思う。



バッフル板つき537-509を外して、倉庫に仕舞い込んだ2395のホーン部分だけを取り出した。一応バッフル板を付けることを加味して準備した。
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音を出してみると随分印象が変った、音の曖昧さがなくなり、そして音の奥行きが深まった。余計なものが無くなりクリアな音が出てくるのできつい音に聴こえるかと思いきや、そうでもない。ジャズは勿論、申し分ない、クラシックは色々である。さて、これにバッフル板を付けてどう変るか楽しみである。  グラムフォンのチューリップ盤が良く鳴るようになった、そしてベルリンフィルも。
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# by hal4550 | 2014-02-06 06:00 | MC3500

戯言「ウィーン・フィル再発見」




ウィーン・フィルは楽友協会で聴いても国立歌劇場で聴いても、来日公演でも弦のしなやかさに比べ、管楽器特に金管楽器は随分劣ると思って聴いていた。


拙宅のシステムで聴いても、やはり金管楽器は戴けないと思い込んでいたし、そう聴こえていたのであるが、新生4550になって印象が一変した、管楽器が随分良いのである、すっきりした楽器の音が直接飛び込んでくる、余計なものが混ざり込まず直接脳に飛び込んでくる事を経験した。


理解しがたい事であろうが、楽器は音場では反射音がブレンドされる方が良いと思っていたが、楽器の直接音がストレートに耳に届き脳でブレンドされる方が格段に良いと云う負け惜しみ的な事実に気が付かされた。弦も菅もじっくりと聴く姿勢で臨めば、ちゃんと音は出ているのである。演奏を音楽を耳ではなく頭の中で追ってゆけば音楽が脳内でブレンドされる。音楽に没頭している時は、すべからくそういう状態であることが多い、そういうことである。であれば、それほどハイフィデリティな装置は必要ないことになるが、実際はそうは行かない、確実に良い装置は必要である。シベリウス四番マゼール指揮ウィーンフィルのデッカ初期盤を聴きながら思った。



そのためには工夫も必要である。試聴位置はかなり限定されるがワンポイントを見つけ、バランスを精緻に調整すると素晴らしく過去に聴いたことの無い新鮮な音楽が甦って来た。問題は邪念を持たないことである、音場特性の整っていないオーディオルームで良い音楽を聴くコツは案外この辺にあるのかも知れない。一つひとつの楽器の純粋な直接音を脳内ブレンドで聴く、こんな単純な事だった、かなり負け惜しみであるが。


分解能の良いアンプ・スピーカを用意すればJBLでもクラシックは良い演奏が聴けるようになる、真剣に聴くと緊張して疲れるが、疲れない音楽は駄目である、音楽は消費するだけでは駄目である。自分で反芻して噛み砕いて消化しなければ鑑賞の意味は無いだろう。そのためにシステムのドライバーの配置を細かく変えてみた成果である。  注)これはテストベッドでのはなし、その後の変更で結果はコロリと変ったのだが余りにも面白かったので、その事実だけを書いてみた。







とは云っても、最終マイナス・ワンは試行錯誤の結果写真の通りになった、ここで音は激変した。わずか20x80cmのバッフル板一枚で直接音が消え、反射音の混じる低音豊かな音に変化してしまった。直接音が全く消えた訳ではなく反射音の成分が増えて影響を及ぼしているという方が正確だろう。いずれにしても板一枚でコロコロ音が面白いように変化する、こうなれば仕舞い込んだ例の大鷲も再登場に成らざるを得ない。日替わりで音が変って行くような気がする、わたしはその種類のマニアではないと思っていたが、やはりマニアのサガには逆らえないようだ。
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# by hal4550 | 2014-02-04 06:00 | MC3500

テストベッド




自動車のエンジン性能を調べるのにベンチテストがあるように、コンピュータの世界でもシステム開発をするとき本番環境とは別にネットワーク、サーバを用意してテストベッドを作り開発及び性能評価をする。


オーディオの場合スピーカを選択しようとするときにアンプ系は固定してスピーカを取っ替え引っ代えするが、そのリファレンスをどうするか問題である。その理由はシステムを弄ると元の音は忘れてイメージしか残らないからである。拙宅はアンプからスピーカまで二系統あり、最近は二系統の音色の差が余り無くなったのでリファレンスに成り得る。そして何れか一方を変えたいと思っていた。


とは云え、パワーアンプを交換する気は全く無く、ブリアンプは六系統あり変更も追加も予定は無い。結局、JBL4550システムを弄ることになったと云う話しである。さて、どうしたいかと云えば2440をダブル・ドライバーにすること、これはダブル・ウーファの次は必然の成り行きと思うが、そしてホーンの検討である、36年掛けて作り上げてきたシステムを壊すことは結構勇気が要る。

今ではオペラやシンフォニーでもJBL4550はバッチリである、それを壊してまでやるのはDD66000の存在があり、同じ音色を鳴らす必要が無くなりつつあったからに他ならない。パーツはそのまま保管する事にしたので元には戻せるだろうと踏んでいる、実際にシステムをばらしてしまうと元には戻らない事は百も承知なのだが、とうとうやってしまった。



ただ、そのまま組上げたのでは面白くない、いままで聴いた事も無い再生音をテーマにしよう。パワーアンプは真空管MC3500とアカペラの4WAYマルチとノイマンのチャンデバ、JBL4550のウーファは2205C、元々2205Bフィクスドエッヂでスタートしたが、低音で散々苦労し32Ωに落ち着いたのである。背面にはチューニングポートを10cmΦエルボーダクトでf0を調整して二個ずつ開けてある。要は箱とウーファはそのままでMID-LOWとMID-HIをテストするために先に述べたテストベッドを作った。ドライバーとホーンの交換調整を狭い場所で簡単に正確に行うための簡易ラック的なものだ。ドライバーとホーンとアダプターは別々の店で購入した。


JBL4550に置いてあったバッフル板やホーン、ドライバーを撤去した、十年前にオーディオルームを引っ越した時以来であるから埃も塵も溜っている。狭い空間での作業は既設の装置を傷つけないよう注意しながら慎重に行うので腕力が負けそうになる。先ずは2440+2395が重量級で更に375+537-509+バッフル板+2405x2を悪戦苦闘しながら154cmの山城から全部下ろし終えた。
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先に2329+2350を載せて2440をダブルで取り付ける、ドライバーを付けたホーンを狭い所で持ち上げる力が残っていなかったので上げてから取り付けた。次にテストベッドのラックを載せて、アカペラと375+537-509(黄金の翼)を上にしたり下にしたり、前後左右少しずつ調整してみるつもりである。朝九時から始めて終わったのは朝方五時だった。途中左新システムと右旧システムで試聴した結果はジャズ・シンフォニーともにゴージャスな音渦で申し分なく良かった。
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テストベッドでシステムが決まったらバッフル板を付けて正式なシステムを組む予定、テストベッドはあくまでも実験システムである。テストベッドで粗方の方向を決めて、暫らく試聴を続け微調整をするつもりである。調達したアダプターやドライバー類は余ったがシステム変更があるかも知れない。



テストベッドの音は完璧なJBLサウンドになってしまった。クラシックを聴くことは到底無理であるようだ、ジャズは楽器の純粋な音が突き刺さるように飛んでくるし、ボーカルも申し分ない、柔らかい音も細かい音も出てくるのだがウィーンフィルのあの弦のヴォィシングは出てこないし、チェロやコントラバスのうねりは消えてしまった。ダブルウーファとダブルドライバーで音楽がすっきりして綺麗に表現できるようになった事は嬉しい。音楽が混ざり合っていないとか指向性が云々と謂う指摘も当て嵌まらない、ミューズの神がウィーンからニューオリンズへ居を移しただけかも知れない。
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面白い試みが会長宅やリベロさん宅で始まっているので興味深々だ。もっとも拙宅の2440x2+2329+2350(500-2Khz)は既に大勢が使用中なので結果は分り切っているものだがテストは面白い。加えて375(2K-8Khz)もダブルとなるかは未だ分からないが取り敢えず準備はしてある。そして、いままで4550に載せたまま使っていないネットワークや2405を外して梱包した、果たして再登板の日は来るのだろうかと自問自答する。

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すっきりとした音は良い、本当に良い音楽が聴こえてくる。
# by hal4550 | 2014-02-01 06:00 | MC3500

ニューイヤーコンサート2014年




アマゾンからNewYearConcert2014が送られてきた。



ムジークフェラインのニューイヤーコンサート指揮者と言えばボスコフスキー、マゼールだった。その経緯は知らないけれど1987年のカラヤン以降指揮者は交代するようになった。


歴代の指揮者は以下の通りである。マゼール(11回)以外ではズービン・メータが4回で2015年に振るそうだから5回になる。
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1999年のマゼール以降全部棚に乗っている。2014年のバレンボイムは初めてと思ったが、2009年指揮のCDもあり封を切っていない。このところ10年間はテレビ中継で見ることもなくなったが、それまでは正月2日は女房子供を実家に追いやりテレビ画面と音声はステレオから流して楽しんでいたことを思い出した。
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やはり、ニューイヤーコンサートはおめでたいコンサートなので楽しい、誰が振っても楽しさが伝わってくる。2014年バレンボエムを聴いていると、ゆったりとした気分に成ってくる、2009年のバレンボエムを聴いてみようと封を切りながら思い出した。2008年は息子が亡くなった年で音楽は全く聴いていない、CDは買ったもののそのままにしていたようだ。


その2009年を聴いてみた。音楽が重く弦も粗く聴こえる、しかし、ウィーンはウィーンの音楽である、暫らくすると気にならなくなる。が、それでも違う。女房の感想は音が若いと謂う、わずか五年であるが音楽が練れてきたと云うことか。2013年のメストと比べても2012年のヤンソンスに比べても2014年バレンボエムの出来は随分良い。女房のリクエストで小沢征二2002年、カラヤン1987年を一緒に聴いた、それぞれ音や演奏スタイルの違いは有っても最後行き着く処はウィーンの音楽である、これは指揮者と云えどもウィーンフィルは変えようが無い頑固なところが良い。

さて、サイモン・ラトルがニューイヤーを振るチャンスはあるだろうか、聴きたいなあ。むかしはムジークフェラインでニューイヤーコンサートを聴きに行くぞと思っていたが、今はもっとマシな金の遣い方を考えるだろう。さて、どっちが良いか分からない、女房と話しながら一日中ニューイヤーコンサートを聴く小正月日和だった。

1979 ヴィリー・ボスコフスキー(25)
1986 ロリン・マゼール(7)
1987 ヘルベルト・フォン・カラヤン(1)
1988 クラウディオ・アバド(1)
1989 カルロス・クライバー(1)
1990 ズービン・メータ(1)
1991 クラウディオ・アバド(2)
1992 カルロス・クライバー(2)
1993 リッカルド・ムーティ(1)
1994 ロリン・マゼール(8)
1995 ズービン・メータ(2)
1996 ロリン・マゼール(9)
1997 リッカルド・ムーティ(2)
1998 ズービン・メータ(3)
1999 ロリン・マゼール(10)
2000 リッカルド・ムーティ(3)
2001 ニコラウス・アーノンクール(1)
2002 小澤征爾(1)
2003 ニコラウス・アーノンクール(2)
2004 リッカルド・ムーティ(4)
2005 ロリン・マゼール(11)
2006 マリス・ヤンソンス(1)
2007 ズービン・メータ(4)
2008 ジョルジュ・プレートル(1)
2009 ダニエル・バレンボイム(1)
2010 ジョルジュ・プレートル(2)
2011 フランツ・ヴェルザー=メスト(1)
2012 マリス・ヤンソンス(2)
2013 フランツ・ヴェルザー=メスト(2)
2014 ダニエル・バレンボイム(2)
2015 ズービン・メータ(5)



# by hal4550 | 2014-01-25 15:27 | CD

BIKE



欧州から帰るとBIKEが届いていた。このBIKE時速40K/hは出るのに推進力はまるっきり無い、固定してあるから当たり前だろう。



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AFB6010、エアロ・フィットネス・バイクだから道が走れる訳ではない、フィットネス用のAero BIKEである。拙GYMに色々機材が揃いつつある。運動フェチな訳でもないが、中高年の家には必ずあると云う健康グッズのトップ、レッグマジックとエアロバイクだが、例外無く洋服掛けになったり物置に仕舞い込まれて新品のまま粗大ごみ化しているのを見ている。

だからAFBには手を出すまいと思っていた、だが届いてしまった。義妹からの贈り物である、まあ玩具であるが機能はしっかりと完備している。GYMのルームランナーとマシンの隙間にセットしてメニューに加えて三週間になる。
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実際に走り始めて何故みんなが挫折するかが良く判った。エアロバイクをひたすら漕ぎ続けるのは、結構精神的に辛い、つらいと云うより苦行難行である。動かないAFBよりRUNNERで走る方がよほど楽である。メニューにはインターバルや傾斜負荷、ランダムなど12メニュー、負荷は16段階まで設定できる。

先ずは傾斜負荷で段差5、負荷ピークでは+6で段差11になる。これを五分間で二回繰り返すと5kmになる。時速30k/hを維持するのは大したことのないスピードと思うが、動かないAFBでは結構辛い、これを30分間続けるのは本当に辛い。肉体的な辛さもあるが、ただひたすらペダルを漕ぐ精神的辛さは並大抵ではない、だから痩身目的でエアロバイクを買っても挫折してしまうのだろう。慣れかも知れないがマシンは変化があるので一番楽だろう、ルームランナーは自分でタイミングを取り易いので比較的楽である。ところがエアロバイクは三週間経った今でも負荷の変化について一定速度で漕ぐのは大変である。そしてブレスの仕方が未だに分からない。ルームランナであれば呼気を中心に2呼気2吸気あるいは3呼気2吸気でスピードとのタイミングは取れるが、エアロバイクはこれが上手く行かない、むしろ短距離ブレスの方が良いものかと試している。


AFBがメニューに加わり、ことしからはAFB/5km/10分、RUN/5km/30分、マシン/20分に切替えた。あくまでも健康維持(コレステロール管理)であるが、年末から停滞していた76kgの壁をあっさりクリアできた。やはり運動に慣れてくると体の方がズルをするみたいで、新しいノルマを課す方が良いようである。特にAFBは太腿以上に下腹部と背筋の運動に寄与するようで期待が出来る。今のところ、辛さ半分期待半分で続きそうである。玩具AFBで分かったような口を利くと怒られるかも知れないが、斑目さんは改めて凄い人だと思う。
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オーディオの方は遅々として進まずだが、パーツは着々と揃いつつある。2329、2328、2350、2440、375どんどん集まってくるが500-2000を受け持つ2395を下ろして2350にしてみようと思ったりする、そうすると537-509も375でWにするか。

アホゥな話に想いは巡るが、なかなか重たいドライバーを下ろす決心がつかない。
# by hal4550 | 2014-01-25 11:58 | その他