HAL4550

英国の英知EMI

英国の英知(2015/3/13記)


ステレオサウンド194号を書店で見つけた、そう云えばその時期なのかと改めて月日の過ぎる速さに驚いた。以前はステレオサウンドが年四回発売される日が待ち遠しくて本屋に飛び込んだものだが、いまは全く気付かずに過ごして居る。



ステレオサウンドも読むところが無くて、さりとて34号から購読していて止める気にもなれず続いている。私の気を惹いたのがThe Beatles LP in monoの紹介記事である。直ぐにAmazonクリックしようとしたが、その前に他も検索したらAmazonが一番高かった。結局HMVをクリックしたのだが表記の価格と違う請求が来た、と云うのは余りにも音が良いので更に二箱注文しようと思って注文の途中で気が付いた。表記の価格は会員価格で一般は二割方高い、それでもAmazonより三割も安い。結局追加の二箱は止めてステレオ箱を買ってみることにした。いずれmonoBOXは追加しようと思っている。それほど良い音質なのだ。

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Beatlesについては我々世代はリアルタイムで体験してきたが、わたしはBeatlesよりJAZZとラテン音楽に夢中だった。Beatlesのレコードは赤盤と青盤の二組が有るだけだ、それも多分結婚してから買ったものと思う。CDは随分後からであるが発売されるたびにセットを買ったので4組ぐらいアルバムが揃っている。結局何回も買っているのは音質に満足できなかったからである。



最初ビートルズとの出会いは勿論テレビでありラジオである、1966年6月30日ビートルズは日本にやってきた、その様子をテレビで見たが私の周りは加山雄三の「君といつまでも」に夢中であった。高校三年のとき隣の女子高の文化祭に誘われて行った。会場で流れていた曲がレボリユーションだった。まだラジオでも聴いた事が無く初めて聴くビートルズの最新アルバムだった、調べてみると1968年8月28日発売でA面はあの名曲ヘィジュードである。ヘィジュードではなくレボリューションが繰り返し流れていたのが不思議だった。文化祭は十一月初旬の筈だから本当に最新アルバムである、A面ならすぐ分ったがB面のレボリューションに拘りが有ったのだろう印象が強くて鮮明に覚えている。



最近NHKでビートルズ来日のドキュメントを見た、懐かしい。当時高校一年の私には東京は遠すぎるしビートルズを見るなんて遥か遠い世界だった。しかしドキュメントを見ると当時同年齢だった女子高生が足を折っても良いからビートルズのステージに駆け上がりたいと興奮していた。このまえポール・マッカートニーが来日した時、当時の女子高生がオバサンになってテレビのインタビューに答えていた、団塊の世代は何をするにしてもパワフルだ、それは今も昔も変わらない。



自分でレコードが自由に買える年齢になってもBeatlesのレコードを手元に置きたいと云う思いが起きなかったのはその音質に不満が有ったからである。歌詞とメロディは申し分なく良いのだがレコードもラジオも音質が悪かった。だから自分で持ちたいとは思わなかった。唯一ビートルズの赤盤と青盤の二枚組み四枚を買っただけである。その後CDを買っても同じ思いは消えなかった。しかし、今回MONO LPを聴いてその思いは一変した。



デッカ・デコラは英国の英知EMIのスピーカを使っている。ビートルズのレコードはみんな知っているアップルレコード、あの青りんごのマークだが最初の頃はEMIで作られているのをレコードを見て初めて知った。だからビートルズのレコードをデッカ・デコラで聴くのは正しい。実際にアビーロードスタジオのモニターはEMIのスピーカでデッカデコラのユニットが箱に納められたものである。モニターはデッカ・デコラでも行われたことも有っただろうか。


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ビートルズ・マニアはリマスター盤のこのレコードに色々不満が有るらしい、それでも良い音質である事は誰もが認めるところだが、やはり英国オリジナル盤は音が違うと云う、その通りかも知れないが、デッカ・デコラで聴いたらそんな事は吹っ飛ぶ些細な事と思える、それほどこの組み合わせは良い、心うたれる良い音楽である。ノイズの無さは最初だけだろうから消耗品として考えるならあと二組はMONOが欲しいところである。久しぶりに音楽が聴きたいと思えた。ホワイトアルバムを聴いた、アップルマークのレコードである、やはり音が悪い、初期のEMIとは雲泥の差、どうしようもない音の悪さである。



ヤァ、ヤァ、ヤァ、とビートルズがやって来た(2015/3/15記)


ビートルズがやって来る、ヤァ、ヤァ、ヤァ、と言う曲があった。ビートルズ三作目で初の映画サントラ盤だった。EP盤の写真はこうもりの様な格好のコスチュームだったような気がする。A Hard day's Nightと云うアルバムの邦題がビートルズがやって来る、ヤァ、ヤァ、ヤァである。あとで調べたらこうもりと思ったのはHELPの写真だった。



ビートルズLPのステレオ盤通称くろ盤が先ほどHMVから届いた。仕事の手を中断してデコラの電源を入れて聴いた。Please Please Meを一枚聴いて箱に仕舞った。mono盤はあと二箱欲しいと思ったがステレオ盤はNo Thankyouである。

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昔聴いた通りの歪っぽい音で楽器がごちゃごちゃ混ざり歪んでいる。ひどいとまでは云わないが音が不自然に右左に分かれて真ん中が抜けている。これならまだ擬似ステレオの方がマシである。リマスターのmonoの出来が良過ぎるのだろう。オリジナル初期盤でもmonoの方が良いと書いてある。これならmono盤はもう一組欲しいと思うのだが一層のことオリジナルmono初期盤が欲しくなった。五月にパリとロンドンへ行く予定であるがレコード屋巡りに成りそうな予感がする。


mono盤で聴くビートルズは綺麗なハーモーニィで声が揃っている、歌も楽器も本当は上手かったんだとビートルズを再認識した。

















by hal4550 | 2015-06-28 01:00 | デッカ・デコラ