HAL4550

リバプールへ




ネット環境が不調でメールの挙動がおかしくオペラのチケットがキャンセルされてしまった。どうしても見たいキャストではなかったのであっさり諦めた。天気がもう一つ良くない曇りから雨の予報、ワイナリーへ行くのも中止した。これで1000ユーロが浮いた、天気予報を見てみるとロンドンが晴れ、青りんごを見て思ったのではないが、リバプールヘ行こう、そしてCavern CLUBでBeatlesを浴びようということになった。


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ユーロスターで時差があるから二時間でロンドン、そこで乗り換えマンチェスター経由でリバプールまで四時間余り、気ままな旅だから良いだろう。宿もネットでリバプールに予約した。ユーロスターは快適だった、浮いた金で贅沢しようと一等席を買った。二等の三倍であるがこの際細かいことは無しだ。でも金額に触れたのは訳がある、パリ北駅を出発するとすぐに飲み物を持ってきた、金は要らないと云う、暫くするとおつまみとアルコールをくれるという、これも無料。そしてプレートが運ばれてきた、温かい食事である、後でメインコースを運んでくると云い、アルコールの追加を聞く。ほどなくチキンとソーセージと豆の煮込みが運ばれてきた、そしてデザートに紅茶といたれりつくせりである。三時間の旅も車窓に映る菜の花畑の黄色と牧草の緑が映えて奇麗だった。ドーバ海峡を渡るともう女王陛下の国イギリスである。車窓はフランスと同じ菜種畑が広がるが違うのはユーロスターの車体の揺れがひどくなったことだ。

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ロンドンについて乗り換えのため三百メートル離れたVirgin鉄道の駅へ急いだ。赤色の二階建てのバスを見てロンドンに着いた実感が湧いた。リバプールヘ今日は直行便がないそうでマンチェスターで乗り換えることになる。ロンドから内陸へ入るとフランスとは違う畑の風景が広がる、菜種畑は同じであるが馬と牛と羊の牧場が沢山ある。そして鉄道と並行して張り巡らされた水路を行き交うナローボートを見た。テレビで見たことがあるウエールズの観光水路ではなく経済水路である。水路が発達して産業革命を支えた大陸とは違う文化があることを知った。

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列車がリバプール駅に着いたのは午後七時半、ホテルにチェックインしてCavern CLUBのあるMathew通りにタクシーで行った。通りが全部ライブハウスである、通りを外れてもパブかディスコしかない不思議な町である。CAVERNの看板は直ぐに見つかり入口に人が屯している。階段を下りると爆音が響き店内は人が溢れている。ギネスを呑みながら様子を伺いながら、ここがビートルズを産んだCAVERN CLUBかと感激したが少し変なことに気が付いた。バンドが下手糞である、素人出場かと思った。みんな乗って踊っているが早々と退散した。

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十メートル歩くとそこもCAVERN CLUBと書いてある、何軒もあるのかと前の店の看板を見てみるとCAVERN PUBと書いてある。改めて入場料4ユーロを払うと厳ついおっさんが腕にスタンプを押してくれる、これで出入り自由と云うことだろう。階段を地下深く入って行くとそこは見覚えのあるCAVERN CLUBである。四十年前に女房と良く通った大阪のCAVERN CLUBと同じに作ってある、こっちが本家本元であるから感激である。天井はアーチ形で低く昔の醸造所跡を利用と書いてある。店内はかなり広く、こちらも人が一杯である。とても飲み物までたどり着けそうもない。演奏は流石に上手い、女子バンドが何曲か演奏した後に二十二時から二時まではハウスバンドの出演である。三曲に一回ぐらいは客に歌わせてくれるサービスもある、出てくるひとは流石にビートルズマニアで上手い、年齢も高校生ぐらいから七十過ぎたカップルまで大変な賑わいである。エリノアリグビ、ゲットバック、涙の乗車券、イエローサブマリーンなどなと本当に楽しめた、天井の構造上音の逃げ場がなく爆音がバズーカ砲みたいに飛んでくるがうるさくはない。深夜零時楽しい時間であった。

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ここはLiverpool FCの本拠地でイカレタサッカー野郎が列車でもホテルでも奇声を上げてところ構わず騒いでいる。


あさ海猫の鳴き声で目が覚めた、リバプールは港町だったことを思い出させてくれるが夜の雰囲気とは些かギャップがあり過ぎる。少し早く出てロンドンの見物をしよう、ビッグベンと議事堂を見るだけでも良いか。



二時にロンドンに到着した。タクシーでビッグベンに向かう、そして近くのレストランで遅い昼食とギネスで乾杯。最終便のユーロスターを予約して時間が三時間ほど空いたので赤い二階建ての観光バスに乗った。この種のバスは初めてなのでとても楽しかった。ユーロスターは爆睡だろう。







by hal4550 | 2015-05-03 16:34 | JAZZ