HAL4550

W444AとW444B




ニューヨークからロサンゼルス経由でハワイに到着、NYC入管で何故ハワイに直接行かない理由を聞かれた。困ってしまうのだが一応説明して納得してもらった。



機内からハワイのDardaさんに電話をして今晩の都合を聞くと、多用ながら何とか都合をつけてホテルまで迎えに来てもらうことになった。


新しい家に案内されて驚いた。入口にゲートがある高級住宅地で、プール・フィットネスが完備されているそうだ、うらやましい。


オーディオルームに通されると、おひさしぶりね、とエレナちゃんが招き入れてくれる。
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W444Aのフェダーがセットされている、イージリスニングと謙遜されるがなかなか良い音である。右と左の音が少し違うのはご愛嬌。W444Bに交換して第一声、低域が緩すぎるとご指摘、確かにその通り。心配はハイレベル入力でのクリップとハムと歪みであるが、全く心配はなかった。


暖気運転はiPhoneから流れるブルーボサノバ、良い音だがDardaさんは気になるところがあるらしい。モードに入ると彼は無口になりチャンデバの前で睨めっこする。暫し格闘したのち恵比須顔、先ずは高域が活きいきと鳴るようになった、暖気運転でコンデンサーに充電が完了したらしい。LPからJAZZがなり始めた、Dardaさん再びチャンデバの前に座り暫し思考、ハイを3db上げると不思議なことにウッドベースが凄い音になった。これでよしとDardaさん納得、Dardaマジックである。大したものだ。マニアで私を含め、German Moduleを沢山持っている人、修理できる人はいるが、Dardaさんのこの感性には敵うまい、そうでなければModuleの半分も活かし切れていないことになる。
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種明かしは、こうだ、Dardaさんの経験からW444Bは民生機に近く、W444Aはプロ機らしく凝縮された音が詰まっている。どちらが良いかと云うと意外なことにW444Bの方が後ろまで音が飛んでくるので良いそうだ。W444Aは手前で音が落ちてしまうらしい。W444Bのコンデンサーの交換でワイドレンジになり高域がスムーズになったらしい。なるほど、そうなのか、Dardaマジックは奥が深い、説明されて初めて気が付くことが多い。W444Aの出力トランスの中を見せてもらった、良いものであるが太い巻線とコアで音が力強くなるのは必然だろう。W444Bは出力回路にトランジスター4本をパラレルに使ってある。回路図を見ていないので確かではないが、インピーダンスを下げるだけでなくワイドレンジの意味がここにありそうである。W444AとW444Bは回路的にも音の傾向も全く別物であると云ってよいと思う。
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ワインを何本か開けて戴きご馳走になった、W444Aを並べて酒の肴に飲むのもオツなものである。最初に聴いたW444Aの左右の音の違いは基盤の年代とコンデンサーの種類の違いと判明した。勿論、本来のペアー組に戻されたのは云うまでも無い。
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夜遅くなり、ホテルまで送って戴きました。本当にありがとうございました。


by hal4550 | 2014-04-01 12:08 | JAZZ