人気ブログランキング | 話題のタグを見る

HAL4550

CotterとVerion

出張中に国際電話が架かって来た、VerionMK1が入荷したそうだ。直にカードで支払を済ませ帰国に合せて送って貰うことにした。

大昔に歯医者さんのところで聴いていたあのVerionを探していたので、音はさておき懐かしく嬉しい。
CotterとVerion_c0064260_11235344.jpg

CotterMK2に対してVERION MK1と書いてある、ロゴマークがVerionとCotterではミラーにひっくり返っている。そして配線も違う。EMT(24Ω)にセットしてあるからX-PPということになる。同じCotterMK2でも銀線の被覆色が違う飴色の方が古いのであるが新しいCotterMK2とVerionMK1は同じ銀線である。ピンジャックも形状は違うが殆ど同じである。

CotterとVerion_c0064260_11244472.jpg
CotterとVerion_c0064260_11243657.jpg
CotterとVerion_c0064260_1125177.jpg



不在中のペンディングを片付けるのに手一杯で、まだ音は聴いていないが、追々レポートの予定。

いまは銀線トランスに夢中、以前Western618を買い漁り、結局618Cを手元に残したが、Cotter&Verionはそのまま居座りそうである。




Bill Evans At The Montreux Jazz Festivalを聴いてみた。
手近なEMT927+RigidFlote+SPU-G+ML6LからMM22HIS+Telos2500+DD66000の構成。

CotterMK2(24Ωのまま)はエネルギー感があり、セパレーションが充分取れ素晴らしい演奏である。

VerionMK1(24Ωのまま)は音の切れ込みが凄いし、Evansのピアノが珠のように転がり、ゴメスのベースとの絡みが凄い音になる、ドラムも空間にくっきりと飛び散りSPU-Gでもこんな音が出るんだ、と再認識した。

常用のCotterMK2(3Ω)と言えば、インピーダンスがピッタリ合っているので音量は大きい、音像も大きくなりセパレーションは少々悪い、ステージが前に広がり、VerionMK1のように取り囲まれている錯覚は起きない。エネルギー感は素晴らしくスイングできるが、ピアノが珠のように転がる事は無い、ベースが空間に溶け込んでしまうのが惜しい、尤もこの感想はVerionMK1を聴いた後なのでかなり誇張表現になっている。



次いでMM Reference T3F+Brinkmann+PE6000sigからMM22HIS+Telos2500+DD66000の構成。

VerionMk1(24Ω)にマッチしているので期待は大きかったが、意に反して思ったより良くなかった。音に艶っぽい色が付き、ジャズ向きではなかった。音像は凝縮されているがSPU-G+ML6Lほど凄い音は出なかった。

CotterMK2は常用なので、可も無く不可も無くと云ったところで安心して聴いておれる。


こんどはクラシックでテストしてみたいと思う。
by hal4550 | 2012-10-04 11:34 | レコード