HAL4550

Rigid Float開発者

Rigid Floatの開発者であるVIVラボ社長の秋元浩一郎氏(41)にお越し戴いた。

Rigid Float 13"について疑問点も有りテストしてみたい事案もあったのでメールを入れておいたら翌日には直接電話を戴いた。

カウンターウェイトの貸出をお願いしたら快諾戴けた。そして、関西エリアでの試聴会の帰りに拙宅にお寄り戴くことになった。

氏については若干の予備知識を仕入れていたので、余りご負担になることは止めようと思っていたのだが、ご厚意に甘える事になった。

試聴会は盛会で私達は最後列に隅に座ったが、それでも音質の違いは充分感じ取れるもので有意義であった。主催者がポツリと漏らした一言でわたしの疑問が一瞬に氷解した。

こぼれないオイルの鍵は磁性流体であった。これは何処にも書いてないので秘密だろうと思ったが、秋元氏に聞いてみると確かに秘密らしいが、いつまでも秘密にしておけないのでブログに書いても良いとの了解を貰った。

磁性流体は一般的な技術だが用法容量が素晴らしいと思う。立ち入った事まで聞いたが全部書く訳にも行くまい。


さて、わたしが行いたかった実験は前にも書いたがカウンターウェイトをピボット近くまで寄せてアームの慣性トランジェントを改善してカートリッヂ感度を上げたいと思っていた。実際にテストしてみるのが一番の近道である。
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ベースに接触して針圧印加不能
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テスト結果は予想通りで、溝ノイズでも分るほどであった。磁性流体の特性を鑑み調整すると最良の結果が得られそうで、開発者でなければ聞けないマル秘情報の一部である。

ご持参戴いた新発売のターンテーブルシートであるが、これも実際にEMT927のプラスチックターンテーブルの上に乗せて試聴した。相当重いシートでSUS304ステンレスプレートらしいが、開発者の持論に基づく細工がされている。
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それは驚くほど音粒が鮮明になる。アームだけでも十分優れているのに追い討ちである、素晴らしい。

お聴き戴いたレコードはご持参のテバルディのラ・ボエームと拙宅のRCAソリア・シリーズのKarajan/VPOのトスカであった。トスカはひどく気に入られた様子だったので進呈した。限られた時間を超過してしまい申し訳なかったが久々に楽しい時間であった。

秋元浩一郎氏の中には新しいアイデアがいっぱい詰まっていて会話が楽しい。誠実な人柄と技術に裏付けられた言葉運びが人々を虜にするだろう。今後、新しい視点でオーディオ界に新風を吹き込むことは間違いない。Rigid Floatはヒット商品で氏の新商品開発を手助けしているようで、シーョトタイプが好評らしい。スピーカシステムもバージョンアップを重ねられ近々リリースの予定と聞き楽しみである。

今日はディスカウの訃報を知り暗い一日の始まりだったが、楽しく一日が終われて幸せだった。ステンレスシートに馴れた我耳くんは、それがないと野太く聴こえると不満を云う。

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by hal4550 | 2012-05-20 01:45 | EMT